自己分析をしているのに、自分の理解が進んでいない気がする。
もしこんな風に思うようなら、必ず参考になる内容になっています。
自己分析がうまくいかない、やり方がわからない、という方はこれを読んでください。
自己分析をしているのに自分のことがわからない理由
目的と方法がわからないまま、自己分析をしている
自己分析をしているのに、自分のことがわからない。
毎年必ずこの相談を受けます。
大きな原因は目的と方法がわからないまま、自己分析をしているからです。
表面的な自己分析をしない
表面的な自己分析でも面接で聞かれることリストに答えられるようにはなります。
ですが、遅かれ早かれ面接中に、あれ?答えられない、、、と壁にぶつかる日が来ます。
(このような自己分析になってしまう根本には就活のための自己分析をしている意識があると思います)
面接の応答のために自己分析をしても本質的な自己理解にはなりません。自分の核となるものを見つけない限り一貫性のある人物像にもなりませんし、なんなら選考期間中に自己分析をやり直すことになります。
自分の本質を見つける
裏を返せば、自分の本質が見つかると、面接の突飛な質問にも答えられるようになります。自分を本質から理解しているので本質に基づいて一貫性のある回答を考えられるようになります。
(頭の回転の速さも影響しますが、これもトレーニングで補えると考えています)
※就活出遅れ組の場合は、面接で聞かれることの応答を考えながら自己分析を進めます。タイムアタック的な就活を強いられるので、否が応でも効率を意識しないといけません。
まず見つけて欲しいこと
自分が大切にしてきたもの
自己分析で最初に見つけて欲しいのは、自分が大切にしてきたものです。
始めたばかりの時はこれをゴールとしてください。
これまでの自分の経験は行動によって成り立っていて、
行動には理由があり、私は過去の自分の行動の理由を考えることが自己分析と定義しています。
自己分析の方法
方法はシンプルで、
①幼少期から大学までの自分を変えたエピソードを洗い出す
②なぜ自分はその行動をしたのかを考える
で行動の理由を分析してください。
最後に各エピソードの行動の理由の共通点を見つけます。
この共通点が、自分が大切にしてきたことを考えるヒントになります。
(ここから先は個々にアプローチが異なります)
シンプルにする
大切にしてきたことは、一言で言えるまでシンプルにします。
・自分をなりたい姿に近づけること
・関わった人にポジティブな影響を与えること
・探究心の赴くままに没頭すること
くらいシャープに言えると良いですね。
これが見つかるとその後の自己分析が一気に進みます。
自分の強みも弱みも、大切にしてきたことのために生み出されたものだからです。
面接での話し方
自分がどんな人間なのかは、〇〇を大切にしてきた人間という切り口で伝えます。
過去のエピソードはすべてこの軸を基に話すのでブレません。
志望動機でも、
①私はこれまで〇〇を大切にしてきた
②これからも〇〇を大切にしていきたい。
③だから〇〇を大切にしている御社を志望する
というストーリーが作れます。
ちなみに私が大切にしてきたことは、一言で言うと多様性です。
これが見つかった瞬間、仕事選びと面接でブレなくなりました。
皆さんも自分が大切にしてきたことを見つけて応用してください!
もっと興味がある方へ
行動の理由には社会的な欲求があります。
過去の自分のすべての行動はここに帰結すると言っても過言では有りません。
詳しく知りたい方はこちらを読んでください。どうせやるなら一生モノの自己分析をしましょう!
やり方がわかれば怖くない
ESや面接の通過率が伸び悩んでも、まだ自己分析が甘いのではなく目的と方法が間違っていただけなので修正すれば良いだけです。
決してモチベーションが下がる反省をし、自分を責めないでください。
運良く自己分析を始める前にこれを読めた方はラッキーですが、方法と目的がわかっても一発で自己分析を終える方は少ないです。なぜなら就活中にも自分は変化するからです。
こんな時に自分の変化を受け入れ、これまでの自己分析に固執せずにゼロベースでもう一度自己分析ができるかです。ここで人間力が問われます。