なぜ結論ファーストができないのかを考えました。
結論ファーストはあくまで手段です。この本質を押さえて柔軟に答えていけるヒントになればと思います。
結論ファーストができない原因
聞かれていることへのズレ
聞かれていることとズレが起きていたら、結論から答えていても意味のある回答になりません。「質問には答えられているけど、質問の意図に答えられていない」という現象が起きてしまいます。
結論を言えているが聞きたいことではない
次は結論を言えているのですが、聞きたいことではないというケースです。
これも、相手の質問の言葉とおりに答えてしまう方が陥りやすいです。
結論とは「相手が一番最初に聞きたいこと」だと思ってください。
こうすることで、ロボットのような回答をしてしまうことも防げます。
相手が一番最初に聞きたいことを考える癖をつけましょう。
結論から答えられている方の次のステップとしては、その質問への回答のみを答えていないか振り返ってみてください。
例えば、以下のやりとり、、、
面接官:サークルはどのくらいの規模だったの??
学生:全体で100人ほどでした。
答えられてはいるんだけど、物足りません。。。
この場合、面接官は規模を聞いていますが、全体の人数以外にも話の流れで他にも様々な情報を欲しがっています。これを汲み取って答えられると「話しやすい」と思ってもらえます。結論ファーストを意識し始めの頃に質問を相手の言葉とおり受け取って答えているとこうなってします。
そもそも質問が聞けていない
質問を聞けていないと答えようがないですよね。
まずはしっかり相手の話を聞く!ということを心がけてください。
できていると思っている人ほど意外とできていないので注意です!
質問の意図は知ろうとしないとわからない
面接官の質問の意図を知る
結論から答えるには相手の質問の意図を知る必要があります。
これは、面接の質問の意図を知る必要があります。
よほど大人と話して来たりインターンで採用に関わってきた方でないと、知らない限り意図を正確に汲み取ることはできません。これは調べて学ぶ必要があります。
面接練習で効果的なのは答えられなかったり、意図がわからなかった質問に答えられるようにすることです。選考期間中にこれらをすぐに教えてくれる社会人がいる方は就活無双します。今の内から頼れる先輩と繋がっておきましょう。
知らないのは恥ずかしいことじゃありません、知ろうとしないことが恥です!
普段からの癖付け
相手の発言の意図を考える癖をつけましょう。
朝起きてから、夜寝るまで色んな人とコミュニケーションします。
日常のあらゆるコミュニケーションで、「相手の意図を読み取る癖」をつけていってください。はじめは疲れるかも知れませんが相手の気持ちを読み取ることができれば武器になります。
結論ファーストで答えろと言われる理由
就活を始めると耳にタコができるくらい言われる、結論ファースト。
そもそもなんでこんなに言われるのでしょうか。
理由は、就活を始めたばかりの学生は、
・何を話しているかわからない
・話が長い
からです。
だから就活序盤は、耳が痛くなるほど言われます。
ですが結論ファーストはあくまで手段です。
結論から話せばすべてがわかりやすく伝わる話し方になるわけではありません。
面白い話や興味を引くためには、結論から答えるよりも背景や前置きが必要だったりします。なんでもかんでも結論ファーストが正しいというわけではありません。
とはいえ結論ファーストは身につけて欲しいので、まずは結論から答えられるようにして少しずつ他の話し方のバリエーションを増やしていきましょう。