はじめからズレの無い会話ができる人
面接対策をしても伸び悩む学生もいるのに、
対策をしなくても、直前に面接の手付きとNG行為だけを教えれば内定をバンバン取る方もいます。
これらの方は相手との会話のズレを生まない方法を初めから知っていて
はじめからズレのない会話ができている、方が多いです。
コミュニケーションギャップが少なくズレのない会話ができる人とそうでない人の違いはなにから生じているものなのか、とある仮説を立てました。
それが話し手と聞き手の会話のズレの原因を知っているかどうかの違いなのではないかという仮説です。
面接のよくある見送り理由
面接の見送り理由で多いのが
「質問への回答へのズレが多い」
「何を言っているのかわからない」
というコミュニケーションによるものが大部分です。
その時々で、具体的な解答が求められている、抽象的に言った方が興味を持ってもらえるということを察知することができる人は以下のことができます。
・会話のズレを解決できる。
・自分のユニークさをアピールできる。
・わかりやすい説明ができる。
総じてコミュニケーションにおける課題解決能力が高いんです。
しかも、原因がわかるのでズレが起きても話しながら調整ができるので慌てないんですよね。
逆にこれらができないと会話にズレが生まれます。
ポテンシャルを「会話」で判断されている面接では、
会話のキャッチボールができていることが評価の前提となります。
面接では抽象的な質問がされる
面接では、抽象的な質問がされます。
抽象的な質問には、質問を自分なりに定義づけて答えていくことが求められるので、
採用側はあえて自由度の高い質問をぶつけることで課題解決能力を測り同時に人柄を引き出そうとします。
だから面接官からの質問には、え?なに答えれば良いの??と思う質問があって当たり前なんですよね。
ですが、自分では答えたつもりなのに反応がイマイチ、ずれている気がする。。。
そんな声を毎年聞きます。
具体と抽象という観点から
そのようなお悩み、モヤモヤの原因は、
具体と抽象の観点からだと理解しやすいです。
・会話のズレが起きる理由→相手と言葉の定義が異なるから
・アピールがその他大勢と同じになる理由→具体性が足りない
・わかりにくい話→具体と抽象のどちらかしかない
言われてみたらそうなんだけど、この観点を持っているか否かで、
コミュニケーションのズレが起きることを大幅に減らすことができます。
面接官とズレのない会話ができれば必ず通過率が上がります!
そもそも具体と抽象とは?
そもそも、具体と抽象とは??
相対的な概念、です。
対比によって、どちらが具体で、どちらが抽象かが決まるものです。
例えば、私の主観で就職活動をそれぞれ具体化・抽象化すると、
「行きたい企業から内定をもらうこと」
「卒業後の進路を決める活動」
になりました。
どちらの方が抽象的で、どちらが具体的に感じますか??
卒業後の進路は就職としている方には、
「卒業後の進路を決める活動」の方が具体的に感じられて、
院進学、留学、企業、も含めた進路を考えている方には抽象度が高く感じられたはずです。
ちなみに、私は就職活動を「卒業後の進路を決める活動」の方を抽象化した例としてあげました。(あくまで就職は卒業後の進路のひとつに過ぎないと思っているので。)
このくらい人によってその言葉を具体的か抽象的と捉えるかはギャップがあるんですよね。私とは真逆の感じ方をする学生がいてその方に言われて気づけたくらいです。
同じようなズレが面接の場でも起きます。
どう対処すれば良いのでしょうか。
起きて当然、ズレをどう解消するか
面接対策を少しすれば内定を取る方は、この相手との会話のズレを起こさない力が高いです。
ですが、会話の中でのズレは育ってきた環境、これまでの経験、置かれている状況が異なるから当然なんですよね。
ズレは起きることを怖がるのではなく、起きているということを察知し解消できれば大丈夫です。
会話の中で話しながら言葉の定義や語感をチューニングしていくことが必要になります。相手に自分のことを伝える努力ともいえるでしょう。
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P.S.
ちなみに、会話にズレがないことと、お互いの主張と論点にズレがないことは異なります。
逆に会話がズレていても、主張と論点が合っていることもあります。