インターンに行くか迷ったら
今回は「インターンには行った方が良いのか」というテーマで話しをしていきます。
毎年必ず、”インターンに行った方が良いですか?” という質問を受けます。
内心、この質問をするのはナンセンスな行為だと思っています。
自分はどうしたいのか、今どんな状況なのかを知らせずにこの質問だけしても望む回答は返ってはきません。
こちらとしても、これだけでは、その人のためになりそうな答えが思い浮かびませんし、相手の中に正解を求める態度は、見抜かれます。
もちろん、正解はわかっています。気持ちに寄り添い、"なぜ行くか迷っているのか"を尋ねれば良いですよね。
この質問をする方は、就活序盤の学生が多いです。
まず、就活の全体像を理解することや就活のセンス着けるべきだと思います。
きっと知りたいことは、合否に影響が出るのか、参加することでどんなメリットがあるのか、他のことを犠牲にしてまで行く意味があるのか、だと思います。
質問をするときは、的確に相手に必要な情報を与える習慣を身に着けてください。
欲しい情報を相手から聞き出すためにも、質問力を磨いていきましょう。 自分の仮説がないのはもってのほかです。
、、、と、突き放すのは簡単ですよね。はじめたばかりでわからないのは当たり前ですよね。
インターンには行った方が良いですか??と聞かれたら、
必ず行った方が良いよ、少なくとも応募した方が良いよ必ず経験になるから、と伝えています。
インターンをすすめる理由
インターンを勧める理由は早期選考が受けられる、就活の経験値が積める、などなどいくつもありますが、一番はマインドセット的な部分でして、就活序盤で”とりあえずやってみる”ことを覚えて欲しいからです。
それに就職活動では、
完全に準備ができてから選考を受けられる日は永遠にやってきません。
内定をとる方も、最終面接前にはなにかしらの課題を抱えています。完璧な状態で面接に臨む人はいません。
準備できていないけどエントリーして大丈夫かな?、もっと取り組んだ方が良いことがあるのではないか、などの不安はあるかと思いますが、いずれの不安もエントリーしてからでも充分に払拭できます。
本選考では練習で臨む面接以外はとりあえずエントリーしようかなという余裕はありません。
エントリーすると様々な課題が見えてきます。設問に答えられない、書けても書類選考が通過しない、などです。これらはエントリーしないとわからなかった課題です。
就職活動全体にいえることですが、エントリーする学権利は皆さん全員にあります。
持っている権利は最大限行使して進路を実現しましょう。
マナーを守れば、途中で棄権することもできます。
※企業には必ず連絡はしてください。音信不通は誠実性に欠けます。マナー違反は最低の行為です。
インターンに行く前とあと
エントリーすると書類選考や面接に臨めます。
ここではじめて”就活とは何か”を突き付けられる方も多いです。人気のインターンは倍率が高く、多くの方がはじめは上手くいかず、インターンの参加にまでたどり着けません。
選考に落ちて、なんで落ちたのかわからない、このままずっと落ち続けていくのではないか、、、と不安に駆られる方がたくさんいます。
ここが勝負の分かれ目です。
落ち込んで自暴自棄になるのか、それとも自分を信じて行動し続けるのか。
みなさんには後者であって欲しいと願っています。
インターンに参加できた方はプログラムをとおし、自分の課題が見え、改善を重ねますます力をつけていきます。
インターンに行った人の方が危機感を感じ、選考への身の入り方に歴然とした違いが出ます。他の意識の高い志望者と交流し、”このままではまずい”と思い帰ってきます。インターンにエントリーする方は、みな例外なく意識が高いからです。
一方で落選した方はフィートバックがない限り、なぜインターンに落ちたかが不明確なままです。ですが、インターンに受かった方よりもハングリー精神が磨かれます。落ちたことをプラスに捉えてチャレンジし続けてください。
インターンに行った方が良いのか?と質問する人へ
インターンは興味あるとか無いとかの問題ではなく、就活の一部です。
就活は大きく分けてインターンと本選考に分かれます。
期間で考えれば、インターンをスルーすることは、就職活動のうち半分に参加しないと言っているようなものです。
インターンは気になるけど、本当に行きたいと思った企業しかエントリーしてはいけないのではないかという方がいますが、ナンセンスです。
就活はエントリーする側に権利があります。エントリーしたい企業を好きなだけエントリーをして良いのです。
たしかに本命企業のインターンに、まったく準備をしないで応募した場合は印象が良くないかもしれません。インターンに参加できたとしても、未熟さを痛感させられるでしょう。
ですが就活期間中の成長が採用理由になったケースを知っています。
その方は、インターンに参加できたは良いが、全く歯が立たないことを知り、本選考までに自分を磨き続けました。その結果、採用側には成長の確度が伝わり、内定を取られていました。インターン後の自分の成長度合いをアピールできたことが採用担当者の目にとまったのです。就活中は短期間で別人になれます。
インターンにエントリーしよう
就活の一部と化したインターン。早い方は大学1年生から動き出しています。
ほんとうにメリットしかないと思っています。ノーリスクです。
本選考が始まってから慌てて選考対策をする方が後を絶ちません。
本選考が近づき焦って後手にまわり、絶望する方を見たくありません。
先日、インターン選考対策をしている方とマイナビインターンの募集要項をいっしょに見たのですが好評でした。募集要項から何を読み取ればいいのかわからなかったようですね。私も学生のときわかりませんでした。
自分の可能性を開花させた状態で本選考に臨むためにも、
今から動き出しましょう!!