就活をはじめてから資格の勉強をはじめる方へ。
今回は就活における資格・検定が与える影響というテーマで話をしていきます。
就活をはじめてから資格の勉強をはじめる方がいます。
結論からいうと、本人が思っている以上に合否に関係ないのでSPIとTOEICを頑張ってください、というのが私の意見です。
なぜなら新卒の就活は能力だけではなく、総合的な基準で合否が決まっているからです。また、資格・検定などで測れる能力は受験勉強での結果からある程度わかります。
その資格を取るまでの過程は話せるかもしれませんが、資格試験の合格という他に経験した方が大勢いるゴールが決まっているエピソードよりもあなただけしか経験できなかったユニークなエピソードの方が何倍もウケます。
仮にその資格を取れたとしてもその資格を取った自分がいるだけなので、3年の後期を過ぎてからはSPIを頑張った方が評価が高いです。それとTOEICです。
またやめた方が良いのが、履歴書の保有資格欄に”勉強中”と記すことです。
ファイナンシャルプランナーや宅建士、中小企業診断士などを勉強中ですと言うのが一番響きません。それよりも、”内定したら勉強して3年以内に取得したいです”、と答えた方が印象が良いです。
何かに取り組んで安心感を得たい気持ちはわかります。
ですが進路を実現して欲しいので、あえて斬ります。
文系の専門職種の最高峰には、医師、弁護士、があります。
そういった方々以外は新卒の採用で内定をとるために必要不可欠な資格はありません。
それにそうした定量的な価値基準で採用した方が自社にマッチする人材が集められるのであれば企業は既にそうしているはずです。
資格・検定の勉強をはじめようとする方へ
厳しいことをいうようですが、現在の自分は、何かことが起きてからではないと頑張れなかった自分です。なので、今さら焦ってなにか身に着けようとするよりかは、”就活力”自体を上げた方が内定する確率は高まります。
今している学業、アルバイト、インターンに全力で取り組んでください。
話せる経験を増やして、エピソードの深みを増す努力をしてください。自分で主体的に動いた経験ほど響きます。