2021年を振り返る
一番のビッグイベントは未経験の業界へ転職をしたことでした。
このビッグイベントを軸に2021年を振り返ることで自分に起きたことを客観的に見ることができる気がしています。
転職活動でキャリアアップをしたいと思う方は、いますぐに仕事を変えるというよりかは、チャンスがあったら挑戦したい企業があるという方の方が多いのではないかと思います。そういった方に中長期に転職活動をした自分の経験が役に立てばと思います。
この記事が、これから転職を考えている人の参考になれば幸いです。
1月転職活動開始
今の仕事を続けるべきなのか、わからなくなり転職活動を始めました。
仕事で培えるスキルも人脈も、年次が理由で次の仕事を任せられないでいました。
なにができたら、昇格するのか非常に曖昧な基準で人事が行われる会社に居続けることに将来的な不安を感じるようになりました。
今のままでは求めている働き方と給与水準にいけないことだけは確かでした。
Linkedin経由で興味がある企業へのスカウトメールが来たので、エージェントと面談をし、面接練習をはじめました。後輩にも面接練習をお願いしました。
残念ながら結果は見送りで、はじめての転職活動であったこともあり疲れたので休むことにしました。
エージェントとの会話から、転職活動はタイミングが命だと言うことを知り、引き続き細く長く続けていくことにしました。次の転職活動まで、エネルギーを充電をすることに決めました。
反省点は多く、面接慣れしていないことが一番の敗因だと思いました。新卒以来の面接で緊張もしましたし、自分がこれまでやってきたことは、相手に全く刺さらなく、正直、受かる自信がなかったです。
面接対策も不十分なまま本番を迎えてしまい、社会人は常日頃から面接練習をしていなければならないということを痛感した日になりました。
未経験業界の未経験職種への転職だったので難しいのは当たり前だったのかなとも思います。志望動機もありきたりなもので全く響いてませんでした。未経験業界への転職のノウハウがなかったんですね。
そもそも今の仕事を続けるのか否かという点で迷いがあったことは確かでしたし、油断していました。
仕事のストレスは高まり、年明けからは帰って進撃の巨人を見ることが楽しみとなっていました。
2月転職活動辞める
ショックのあまり、転職活動を辞めたが、職務経歴書のブラッシュアップは続けた。
面接を想定し質問に答えるイメトレを続けた。
ショックの理由は、今の仕事を辞めたいという気持ちが叶うのと、行きたかった憧れの企業に行けるかもしれなかったからであった。
エージェントの甘い言葉でその気になっていたのもある。
この経験がのちのエージェント選びに活きてくることになる。
You Tubeでは転職の情報を漁り、眠りについていた。
この頃は約束のネバーランドを見ていた。
3月仕事頑張り期
はじめの転職活動で職務経歴書を書こうと思っても上手く書けなかったことから、仕事で実績を残そうと頑張った。
職務経歴書を作るつもりで仕事をする、という視点を手に入れたので仕事にもハリが出た。
いつも、これは誰のなんのためにしている仕事なのか常に言い聞かせることや、仕事量と行動実績を数値で確認することを意識した。というのも、自分の会社は数値の部分が営業数字のみでプロセスの管理がされていなかったからだ。
職務経歴書に書きにくく、面接でも具体性を持って伝えることができない理由となっていたからだ。
今振り返ると、転職活動をしたおかげで、仕事に対して前向きになることができた。
4月仕事頑張り期
営業職になってから1年が経った。
応募できる求人もこれで増えるだろう。
新卒のときから営業職にしてくれていたら、もっと早く転職ができていたと思うが、応募時点、ひいては面接で確認したにもかかわらず希望する職種に配属されなかった会社への恨み(こう言わせて欲しい)を次の仕事でパワーに変えてやろうと思い転職活動再開を決意。
新卒のときの自分は戦闘力が低く、会社から舐められていたのだろう。
社会に出たら舐められる方が悪いので自分の怠けを反省し、次なる糧にするしかない。
youtubeでは転職の情報を貪る毎日。
今思えば、正しい情報に触れることができていなかった。情報を浴びせて、信じられるものを自分に吸収させていった。
IT業界に興味があり、ITパスポートの勉強も開始。
コロナで試験会場に制限がかけられており、最速で6月の受験だった。それまで履歴書に書けない、、、。
5月転職活動再開
GW明けからエージェントと面談を開始。合計で20以上のエージェントと面談をし、信頼できそうな2社を選定。
ひとつは、リクルートグループへの転職を得意とするエージェント、もうひとつはベンチャーへの転職を得意とするエージェントだった。
営業をかけられることで勉強になることもあったし、ここではじめて自分の市場価値(あまり使いたくなはい)を知った。
両社とも、今ある自分の実力を100としたら150にして選考に臨むことを前提に企業を選んでくれていたことが信用に繋がった。
この頃はまだ、ベンチャーに行ってバキバキに仕上がりたい、挑戦できる環境で揉まれたいという思いが強かった。
心が危ないときは、僕アカを見て自分を鼓舞していました。
6月選考開始
2回目の転職活動の選考がはじまりました。
書類の通過率は悪くなく、エージェントが提案した企業とは9割以上と面接ができました。
週に1~2社、午前休を使ったり、早く帰ったりして面接を受ける日々が続きました。
今ある仕事の生活に選考対策と面接を受ける時間を捻出しないといけなかったため、正直かなりハードでした。
はじめはエージェントが懇意にしているベンチャー企業でした。
緊張して、しどろもどろになりました。本気で入社したいと思っておらず、志望動機の部分で会話がはずまずに見送りでした。
第一志望の企業の一次面接には何度か面接をこなして慣れてから受けることができたのと面接官との相性が良く突破することができました。人気だったので最終面接が7月の中旬に持ち越しとなりました。
このときはまだ、自己分析の重要性に気づくことができていませんでした。
7月面接に落ちる
第一志望の会社の最終面接に落ちました。
最終面接は緊張して、質問に対して回答がずれるところが多く、思うように実力が発揮できませんでした。
一次面接での評価も悪くなかったので、正直かなりショックでした。
ここで止まったら、今までの努力が無駄になると思い、進むことを決意。
見送りの直後に第2クールの選考をスタートさせました。
と同時に、本気で自己分析をする必要があると思い、本気で自分のこれまでの人生がなんだったのかを振り返りました。
転職活動のためではなく、一生モノの自己分析をしよう、そう思えたときにはじめて正真正銘の自分の心と向き合うことができました。それまでは面接のための自己分析をしようと思っていましたし、どこかで自分を守っていました。
それくらい、第一志望に見送りになったことは大きかったです。
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それまで自分は自己分析を舐めていたと思います。
これまでの経験をどんな角度から聞かれても答えられるようにするためには、苦労を伴いました。絶対に変わってやる、という思いで休日はタリーズとスタバに行き、ノートに書きなぐりブログにまとました。
8月内定を得る
第2クールも書類選考通過率は悪くなく、応募しいた企業とは面接をすることができました。
第2クールは企業のレベルを下げたこともあり、相手も自分を求めていることが面接中からも伝わってきました。
第2クールにエントリーした第一志望群の1社から内定が出たので転職活動を終えました。他にも選考が進んでいる企業がありましたが、辞退をしました。
内定して今も就業している会社とは一次面接と最終面接をしたのですが、最終面接の設定にはちょっとしたドラマがありました。
というのも、エージェントがその日、同じ時間に2つの面接をセッティングしてしまい、他の企業の一次面接と最終面接どちらを受けるのか選ぶことになったのです。
これは何かの縁だと思い、最終面接を選ぶことにしました。
その日のうちに内定が出ました。
内定が出てから次の週に会社を辞めることを上司に告げました。
かなり驚いていました、バレないように転職活動していましたが、内心バレていないかドキドキして過ごしていました。
10月入社もできましたが、月末に大きなセールがあったためエージェントをとおして内定先に11月入社にしてもらうようお願いしました。
9月退職の準備
なかなか引き継ぎが始まらず、わざわざ入社日を伸ばしたのに早く引き継ぎが始まらずもどかしい日々が続きます。
恐れていた、嫌がらせのようなものはなく、
有給も少しずつ消化していきました。
10月退職
月末のセールで有終の美を飾るために、やり残したことがないように引き継ぎを進める日々。
上長が一旦お客さんを引き継ぐことになり、いっしょに出張へ。
気まずかった。
有給は消化できずに、20日以上が消えてなくなりました。
11月新しい職場に慣れる日々
iPhoneとOutlook、Teamsに慣れておらずスタートダッシュでつまづきました。
それ以降は、飲み会を通して今まで培ってきた営業力を発揮する機会をもらい、人間関係の構築から入ることで、仕事も上手く回るようになっていきました。研修ですが。
12月営業目標達成
中旬までなかなか思うように依頼がもらえない日々が続きました。
15日頃まではなんとか自分を保つ日々が続きました。サウナに行ったり時にはやけ食いも、決まっている人を誘ってラーメン食べに行ったりもしました。
サウナにいるか、人に会っていないと不安でたまらない日々が続き、寝る時間も0時を過ぎることもしばしば。
そうした踏ん張りがあってか、下旬になって案件が次々と発生し、すべて決定させることに成功しました。
これによって月の営業目標を達成し、初月から上乗せもすることもできました。
未経験業界で成果がでるのか不安でした。
今までの営業経験が活かせるのか不安だったので、ですがこの経験で自信を持つことができました。
辛いときに踏みとどまれたのは、転職活動を通じた一生モノの自己分析で根源的なモチベーションと自分が働く意味を見出すことができていたおかげだと思います。
苦しいときに、なにがしたいのか、何をするためにここに来ているのかを考えることで「もう無理」となったときに踏みとどまることができるようになっていました。
言葉になっている自分の思いを心の中で唱えることで踏みとどまれました。
このブログでも、過去の自分に戻りたくない、経営における人の課題を解決する人材になりたい、と思いを何度も何度も書き綴ることで意志を固くすることができました。
根源的なモチベーションは年齢に屈しないことです。いつ、どんなときからも自分のなりたい姿に向かって挑戦ができる、そんな社会になったら良いなと思います。
社会に出るのが遅かったとしても、キャリアを築き直すことができることが実証できれば、もっとおおくの方が挑戦をしていけるようになるのではないかと思っています。
求職者に対しても、かつての働きたくなかった自分が今は働くことで人生を充実させていることから、話すなかで働くことに前向きになってもらおうという思いがあります。
転職活動を振り返って
20代最後の挑戦と題して臨んだ人生初の転職活動。
振り返ると、人生を変えた経験でした。
一生モノの自己分析をすることができ、根源的なモチベーションを得られたばかりか、人生の道標のようなものができあがりました。
これからもこのときの気持ちを忘れずに、経営における人の課題を解決する人材になるべく頑張りたいと思います。