今回のテーマはエントリーシートで差別化するということです。
はじめに
前回の記事で
自分をアピールするとは自分を印象づけること
エントリーシートでは興味を持ってもらうことが最優先
とお話しました。まだの方はこちらをご覧ください。
では、自分を印象づけるにはどうしたら良いのか、興味を持ってもらうためにはどうしたら良いのか。私の考えをお伝えします。
それは自分らしさをだす
です。本当にシンプルです。それゆえ簡単ではありません。
自分らしさは印象に残る
採用担当者の元に届く山のようなES。そのなかでも自分らしさは光ります。どんな輝かしい経験や実績よりも光ります。そして印象に残ります。
自分らしさは最強の差別化です。
ESにおける自分らしさとは
ではESにおける自分らしさとはなんでしょうか。
結論から言います、あなたの経験です。
一人として同じ人間がいないように経験が全く同じ人なんていませんよね、
経験こそ差別化の源泉、自分らしさの源です。
そして自分らしいESにはそのエピソードの中で
自分らしい動機
自分らしい目の付け所
自分らしい考え
自分らしい反省
これらが散りばめられていて、自分らしい言葉で伝えられています。
何度も自分らしさを使いましたが、この自分らしさというのが曲者で、意識的に自分で気づこうとしないと気づけません。
今気づけなくても本当は自分は何がしたかったのか、自分はなぜそんな行動をしたのか、を考えること、自分らしさを出すために自身を分析すること、これが自己分析です。
自己分析はとても奥が深いのでまた別の機会に考えを述べることにします。
(なんなら社会人になった今の方が日々自己分析をしています。)
次に、自己分析が進みエピソードがまとまってきたらして欲しいことがあります。
それがエピソードに一貫性を持たせるということです。エピソード自体が差別化の源泉なら、エピソード同士の組み合わせでも差別化ができます。
エピソード同士のシナジー
例えば私の場合、自己PRは「切り替えの早さ」だったのですが、部活でダンスをしていたときのエピソードで
①ダンスは振り付けやカウントがよく変わること
②前日のケガで一時的に左目が見えなくなっても本番を踊りきったこと
を話すことで「切り替えの早さ」を伝えました。
ちなみに志望動機でも使いました。
志望動機は自分ができることと自分がしたいことの接点を語る必要があります。自己PRでアピールした自分の強みが生かせると主張して、客観的にみても自分に適性があることを納得してもらいましょう。
今日のカギ
経験こそ差別化の源泉、自分らしさの源
おわりに
全体を通して当人の自分像が浮かび上がるのが光るESです。
面接に呼びたくてたまりません、会って話を聞きたくてたまりません、読み手をうならせましょう。
P.S.
ほんとうに就職活動中において差別化って重要なんです。
なんなら自分で採用枠作って採用させるくらいのつもりでいきましょう。
「秀才枠」「天才系枠」「変人枠」とかあるそうなんですが、「自分枠」を作らせるくらいで。それくらい差別化って強力でもあるんです。
例えば仮に私が学生時代ろくに授業も出席せずにコンビニのバイトとゲームしかしてなくても、自己PRを「潔さ」とかにして前向きに開き直って就職活動してるのをアピールします。ポテンシャルをゴリ押しします。
なるほどって思いました?これが私がいつも就職活動には経験は関係ないっていう理由です。切り口でいくらでも自分を魅力的に売り出せます。
これ企業のマーケティングていうと、普通の真水みたいな化粧水でも「余分なものが入っていないさらっとした使い心地で環境にも優しい化粧水」とか言って自分でニッチな市場作って売ってるようなもんです。
みなさんは騙されないよーに!