企業の口コミサイトの情報の扱い方
企業の口コミサイトの情報の扱い方というテーマで話をしていきます。
口コミサイトの情報はどう扱えばいいのか?
という質問を受けました。
就活は情報戦という言葉もあるとおり、質のいい情報にどれだけ触れられるかが勝敗を分けると言っても過言ではありません。
口コミサイトの情報を使うべきか否かに関しては、私は使うべきだと断言します。
情報の扱い方さえ間違えなければ有益な情報源となるからです。
ただし、おさえておいて欲しいポイントがあるのでそちらをお伝えしたいと思います。
企業研究の方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
投稿者が所属していたという事実
情報の扱い方については解釈と分析をする前にして欲しいことがあります。
以下の2点です。
・情報が正しいかどうか
・事実を抜き出すこと
まず、情報に触れるときはそれが正しいのか否かを考えるべきです。
企業の口コミサイトについて、情報の良し悪しはおいておいて、投稿者がその企業に所属していたということは事実です。ここに一定の信憑性があると考えます。
次に、事実を抜き出すことについてですが、投稿者の主観を抜きにした事実から言えることがないかをまずは考えて欲しいです。
信用できると思ったら、感情的なものも受け取って参考にしましょう。
情報がネガティブであれポジティブであれ、まずは事実を抜き出すこと、これを意識してください。
見る前に自分にバイアスがかかっていないか
自分にとって都合のいい情報を求めてはいないかにも注意して欲しいです。
自分が企業に対して思うことが正しいと裏付けるための情報を無意識のうちに集めてしまいます。
自分と似たような投稿者の意見を参考にするのが良いと思います。
投稿を見れば、どんなことに重きをおいて所属する会社を選んでいる投稿者なのかはわかります。
OB訪問に勝るものはない
使い方によっては超有益な企業の口コミサイト。
口コミサイトだけで、その企業のことを判断することは危険ですが、使わない手はありません。質の高い投稿も豊富です。
一方で、口コミサイトはメインの情報収集の方法にはならず、企業研究の副菜として捉えて活用してもらえてばと思います。企業を知るための方法で、OB訪問に勝る方法はありません。
また、企業研究で口コミサイトの情報を参照するときであっても、自分に必要な情報を得るために、投稿から自分と似たような人を探すための自己分析、情報を正しく使うための情報リテラシーが必要です。
このようなことを考えるたびに、就活が総合的な生きる力を問うものであることを認識させられます。