しんしんの就活ブログ

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察する力。身につければ世界が変わる。

 

就活における”察する力”

今回は就活について寄せられた質問に対し”察する力”という切り口で自分なりの意見を話していきます。

 

コミュニケーションにおいて、相手が表に出さないことを察する力はとても大切です。

この力が全くないと、最後までイタイ志望者で終わります。

 

この力が貧しい人は今まで、”自分が関わうとしようがしまいが自然発生的な人間関係だけで生きてきた人”に多くいると思っています。

 

一方でどんなときに”察する力”が身に付くかというと、一例ですが、

”一期一会で終わらせたくない、けど終わるかもしれない関係を繋げようとした経験”をしたときに身につくと思います。

 

今日、喧嘩しちゃったな、明日謝ろう、ができない状態のときに鍛えられます。

限られた時間の中で必死に相手のことを考えたときに、”数少ない情報から相手の気持ちを読み取って読み取って、それでも足りないから先回りしようとする”ときに鍛えられます。

 

何度も会っていたら、相手のことがわかるのは当たり前といったら当たり前です。

ですが、初めて会った人のことを瞬時に理解しようとすると自ずと限られた時間の中で相手のことを考えて考えて考えないといけなくなります。

 

経験を積まないとわからないことも多いですがそれ以前に、相手のことを知ろう、理解しようとする気持ちがなければそもそも鍛えられません。

 

察する力は本当に大切で、サービス業においては”サイレントクレーム”という言葉があるくらいです。お客様はわざわざ嫌な気持ちになったことを表に出してはくれないんですね。クレームとしては言わず、お店に来なくなります。

 

就活においても、見えてはいないが相手が感じているであろうことを察する力はとても大切です。この力で仕事ができるかできないかの線引きをする人もいるくらいです。

 

私も、相手の気持ちを損ねてしまったときは、”至らなかったな”と思い反省します。

価値提供こそがすべてのビジネスにおいて、あえて自分に甘えは許さないんですね。

 

ですがすぐに切り替えます。その瞬間はとても反省して次に活かします。

次のチャンスのために準備しようと思います。

 

また自分だけがギブする側にならないようにリターンがあるであろう人の見極めもします。そうしないと自分が苦しくなるだけなので。

 

それと、相手のことはその場限りで判断することはありません。

特に変わろうとする意志が見えれば、見守ろうと思います。

 

質問力と”察する力”

就活ではなくても大切な質問力。

 

企業説明会での質問ありますか? なんでも聞いてくださいね。

のトラップに引っかかったことは誰しもあると思います。

 

なんで聞いたの?と思われる質問は避けましょう。私も現役の頃、目立とうと思って、墓穴換算だと3人分くらいの墓穴を掘っていました。

 

話を聞く際には、常に質問を求められたときの準備をしていないといけません。

苦し紛れの質問は見破られます。聞く力のスキルのうちのひとつです。

 

良質の質問であっても、正解を求める質問を繰り返していると自分で考える力がつきません。

 

また、自覚がないかもしれませんが、正解のない問題に正解を求める質問はされた相手が自分なりに相手の立場や状況を考えて置き換えて回答しないといけないのでややストレスです。目上の人には特に気を付けましょう。

 

繰り返していると相手は平然としていますが内心、”考える力あるか不安な志望者だな”と思われています。

 

一日を振り返って、あ、相手に正解を求める質問をしてしまったなと思うときもあります。相手に正解を求めてその場で形だけ正解が得られても、質問を工夫すればもっと深い議論ができた、新しい発見があったかもな、と思う時があります。

 

締め切り3日前のインターンにエントリーした方が良いですか??

など背中押して欲しいんだろうな、と思われる質問には、相手が回答して欲しいであろう言葉を言ってあげます。これは優しさだと思っています。

 

採用基準の見極めにおいて

察する力は採用基準を推し量るときも有効です。

ホームページに人柄採用と書いてあるのを見るや否や、自分の人柄のみをアピールする方がいますが、人柄がよい人を集めたいのは対人でクライアントワークをするための人員が欲しいというメッセージがあります。

 

また、自分の人柄”だけ”をアピールすると、他の志望者と同じになってしまいます。

人当たりの良さを、仕事においてどの場面でどう活かせるかまで考えておかなければ、自己PRにまで落とし込めないと思います。

 

”金のにおい”と表現していますが、自身の”人当たりの良さ”がどうしたら志望企業の利益に繋がるかまでを考えて欲しいです。仕事でクライアントワークをしている自分を想像させて”できそう!”と思わせれば充分です。

 

例えば営業職であれば、フィールドセールスにおいて、”知識や経験は浅くても、一番最初に相談される営業でありたい”、”話しやすさに磨きをかけて相手の課題を話してもらえる営業になりたい”、などと伝えられれば魅力的です。

 

自分には特徴がない?

逆に察する力がありすぎると、どういうことになるかというと、

自分と他人の違いがわかり過ぎて、自分が小さく見える、ということが起こりえます。

相手の気持ちどころか、自分の人生や物事全体が俯瞰して見えているのだろうと思います。みんな、すごいなあ~みたいな。

 

そんな方は”自分には際立った特徴がない”と言います。

他の方と自分を冷静に見比べることができるのは良いと思いますが、いささか冷めた目で自分を見すぎなのかなと。

 

経験が違うのですから特徴がない人はいません。

 

就活を期に自分の人生に没入して欲しいです。

盲目的に絶対評価で自分のことを見るべきです。自分がすごいと思うから自分はすごいと。

 

ですが、本当に自分の何がアピールになるかわからないという方は、人に自分の良さを聞いた方が良いです。

 

いっしょに学チカづくりをするのが楽しいタイプなのでそういった方の相談は大好物です。

 

 

 

 

 

たかぎの就活支援ブログ Takagi′s job-hunting diary