仕事の引継ぎが始まりました。
遠方顧客に、営業の傍ら担当者変更の旨を伝えてきました。
それぞれのお客さまごとに交わす言葉が異なり、自分てこう見えていたんだとか、自分のことを考えていましたが、仕事って素敵だなあと思いました。
ちなみに私の仕事はオークションハウスの営業職です。
以下、今日のやりとりです。
1件目、人生について説かれる
出品作品の集荷に伺ったお客さん。80は過ぎていて生前整理で作品を預けてくれた。
担当者変更のときにぶりなので、お互い印象が薄い。
近況の報告からはじまり、担当者変更の旨を伝える。その流れのまま、会社を離れることを伝えると、「経験はきっと役に経つ」「この仕事をしていた人は貴重だ」「人の縁はどこでつながるかわからない」などの薫陶?を受けた。
「今は仕事変えるの当たり前なんだよね」と理解がある様子。
転職経験の話に説得力があり、かなり勇気が出た。もっとスパッと言っていいことがわかった。
お土産にワインをいただく。
2件目、やや惜しまれる。
最近出品と落札があったお客様。
しばらく自社の利用がなく、ここ数か月でお会いするようになった方。
「真面目な方が来るようになったのに残念」とのこと。
お土産にシャインマスカットをいただきました。
3件目、相槌を打たれただけ。
古くからのお客様。
趣味で転売、せどりをしている方。
退職を伝えると、
「へー、俺もそろそろやめようと思ってた」とのこと。
特段驚く様子もなく、好きにやればという感じでした。
4件目、惜しまれたと思いたい。
こちらも古くからのお客様。
「要領が良いとか悪いとかはおいておいて、感謝している」
スマートさが足りなかったよう。自覚はある。
次回、次の担当者を連れてくると伝えると、
「良い男じゃないと嫌だよ?」とのこと。
自社との付き合いも長いので退職する理由も包み隠さず伝えると、
「働き方ブラックそう」「給料ケチるとだめだよね」とのお言葉。開業医で、看護師さんには手厚い待遇を施しているそう。
担当者変更話の雰囲気は、いずれのお客様も和やかでした。
退職を伝えただけですが、引継ぎの際は、自社に対してのイメージとか、他との違いとか聞けなったところを聞いてみたいと思いました。
離れるときしかできない話題ってやっぱりあって、仕事って面白いな、お客さんに向き合って良かったなと思いました。