転職活動をはじめたワケ
年明けから転職活動をはじめました。
転職活動を始めたのは、就活生のキャリア形成を指南中に転職求人を見るアドバイスをしたことがきっかけです。
新卒で入る会社から自分のキャリアの見通しを立てて欲しかったからです。
そんな転職市場にある求人を分析していたとき、自分も同じように選考の現場に身を晒さないと指南の説得力がないなと思うようになりました。
それに、このご時世なので転職の準備は常にしておいた方が良いに決まっています。
自分の力を試すつもりで少しずつ始めることにしました。
現職においてもプラスの影響があると感じ、自己研鑽の一環として年明けから取り組みはじめました。約1か月経った今、1件の求人に応募し結果待ちなので、ここまでの道のりを記したいと思います。
転職活動を始めたとき
転職活動をはじめて、まずは大多数の転職者と同じように転職サイトに登録して求人を見ることにしました。
スカウトや面談は断り、転職市場にある仕事を知ることから始めました。
あとでキャリアアドバイザーをしている方のyoutubeで知ったのですが、面談メールを返信する確率はものすごく低いそうです。
確かに登録した人全員に送って全部返ってきたら返信しきれませんよね。面談もしきれません。
自己分析を開始
どんな仕事があるのかを眺めながら自己分析を開始しました。
就活の指南では自己分析は目的を持って行うように指南しています。
転職活動の自己分析においても、自己分析の目的計画を立てるところから始めました。
計画を立て過ぎると逆効果だと思ったので、とりあえず3つのステップを用意しました。
① 転職活動の軸を定めるため
② 希望する求人を絞るため
③ 職務経歴書を書くため
就活と同様、はじめに就活の軸を定めるために自己分析をして、その次に希望する求人を絞るために自己分析をする、最後に職務経歴書を書くために自己分析をする、といった流れです。
計画通りには自己分析はできなかった
上記のように自己分析の計画を立てたはいいものの、他に頭の中に考えたいことが浮かんできてしまい、そちらに気が散ってしまいました。性格上、一度興味を持ったら、やってみないと気が済まないので、考えることにしました。
転職の軸を決めるために自己分析を始めたときに頭の中で浮かんだことは、
・なぜ今の会社を選んだんだろう
・なぜ今の会社を辞めようと思うんだろう
・今、自分の仕事に対して感じていること
・会社に対して感じていること
でした。
なぜ今の会社を選んだんだろう
社員70名の無形商材を売る営業で、法人営業と個人営業を両方体験できること、営業手法がなく、営業がオリジナルの営業手法を作っていること、が入社の決めてでした。今働いている会社の営業は、マーケティング、事務作業など営業以外の仕事もこなすのでので能力開発の点においても幅広くその他の業務感覚を経験できると感じました。売っているサービスがもたらすことに自分が共感できたことも大きかったです。サービス提供者は年配の方が多く、ITを使わない古典的な営業(対面、電話、郵送物)も学ぶことができたのは良い経験でした。エリアを任され、裁量もあったことも幸運でした。
なぜ今の会社を辞めようと思うんだろう
不定休で、給与テーブルが低いこと、個人営業が苦手だということに気づき、社内の他の職種でやりたいことがないことが離職したい理由かなと思います。先述した年配の方を相手にするのは良い経験でしたが、接客し続けるのはしんどいと感じました。ITを駆使した会社に移らないと時代に取り残された人材になるという危機感と、このまま今の会社にいてもキャリアの広がりを感じないことも大きな理由でした。
会社と仕事に対して感じていること
小企業なのに、業界で幅を利かせているためか、社内に自分たちは大手なんだという感じがあって、ベンチャー感が希薄なのも不安材料です。目の前の仕事に追われて中長期的な課題を解決しようとする動きもなく、そういった提案をする人は波風立てているとみなされる風土も、このままでいいのかなと思う理由になりました。会社を取り巻く環境は変わっていくのに内側から変わっていく力はないんだなと。
利益の発生がほぼ手数料1つに絞られ、他の利益の出し方も経験してみたいと思いました。
このように、これらの問いは直接的に目的には向かいませんでしたが、結果的に転職の軸を作ることに役立ちました。直感的に、考えるべき問いが浮かんできたのかなあと思います。
今の会社には不満はないが、満足もないことがわかりました。辞める理由があるわけではないが、続ける理由もない、といった感じですね。
転職の軸を定める問いへ
頭にふと浮かんだ問いに答えたあとは、転職の軸を定める問いを立てました。
・どんな自分になりたいのか
新卒就活も含めてなりたい自分のために転職する、という原理原則は変わりません。
パッと思いついたのが、
・どこでも通用する人材になりたい
です。ではなぜ、どこでも通用する人材になりたいのかともう一度考えます。変化の激しい時代においてニーズが変化しても価値を創出して届けられるビジネスマンになりたいから。
それと、給与が高まりそうだから。自分でこれホント??と思いました。
市場価値が高まる会社に行きたい。グローバルでITを駆使した課題解決を行う会社。働き方に多様性を認め、成長に飢えた人が集まり、社会の変化に強そうなイメージがあります。自分の力を試したい人が集まるイメージです。
※市場価値という言葉は手垢がついている感じがするので使用しない方が良い気がしますが。
うーん、このまま考えてもしっくりこなさそうなので、ひとまず、メモして次にいきました。
希望する求人を絞るための自己分析
転職の軸は一筋縄ではいかなそうなので、次の希望する求人を絞るための自己分析に移りました。
目的は決めた順番通りにいかないのが当たり前なので、詰まったら次にいって、次が詰まったらまた戻ってこようと思います。
希望する求人を絞るにあたり、自分が求められる会社を探そうと考えました。
転職活動は新卒のポテンシャル採用とは違い、ある程度経験が活きないと受からないだろうと考えたからです。
自分の経験を棚卸し、求める人物像に合わせて相手に刺さる経験を話せるようにしておこうと考えました。
自分のこれまでの実務経験で一番大きな出来事はなんだろうと考えた結果、営業予算の達成が思い浮かびました。印象に残った出来事自体はあるのですが、どれも過程の話なので成果を伝えるためのエピソードとして肉付けに使おうと考えました。
振り返ってみると、たしかに営業予算の達成が自分の仕事観に大きな影響を与えていることに気づきました。与えられた仕事をやりきり、成果を出したからこそ感じられたことは大きな影響を与えていたのです。
ひとつの評価軸を達成すると次の評価軸が欲しくなっている自分に気づきました。来期の営業予算も達成できそうなのですが、先期ほどの高揚感はありません。慣れてしまったんだなあと残念に思います。
一度、今の会社で得られる達成感を味わってしまったからには、今の仕事を続けていても現職では自分の能力開発が見込める業務は少ないのではないかと不安になりました。常に新しい挑戦をする企業で働きたいですね。
とまあ、転職を始めて数日はこんなことをしていました。
転職系のyoutubeを見まくる
自分の情報収集の初動はyoutubeになっています。
転職活動のyoutubeチャンネルを見まくりました。
新卒採用との違い、求められていること、を大まかに捉えたあと、
自己分析ですべきことを理解して、自分の自己分析に補助線を見つけました。
そんなある日、スカウトメールが
そんなある日、転職サイトではないのですがプロフィール登録をしていたビジネスコミュニケーションサイトからスカウトメールが届きました。
このヘッドハンターに紹介してもらった企業に応募することになるのでした。
続きは後日書きます。
転職活動をして感じたこと
社外に目を向けて今の仕事と会社を客観的にみることができました。
自分がなぜ今の会社に入ったのかを思い出すことで、新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができ、仕事にハリがでました。
少しでも不満があるのに行動しないのはもったいないですし、会社のためにならないと思います。不満を言わずにいるのは不満がある会社を肯定していることに等しいと感じるからです。