面接でされる奇問・難問
今回は面接でされる奇問・難問というテーマで話をしていきます。
面接中の奇問・難問についての回答に悩んだことがある方へ、どんな質問でも採用の本質である、「人柄と適性をはかりたい」ことからは決してはずれません。
そのうえで、
奇問は対応力、瞬発力、頭の回転の速さ
難問は、いわゆる地頭をはかっていると考えています。
いずれにせよ、その場で正解を探そうとすると詰まります。
こう思われたらどうしよう、何が測られているのかわからない、などが頭の中をぐるぐるしていると思いますが、ひとたびそれを考えてしまったらアウトです。
奇問・難問への捉え方ですが、答えにくいと思っているのはこちらだけで相手は当然のように質問してくることが多いのではないでしょうか。
相手は当たり前のように自然と質問していて、この質問からこれを測ろうなど、そこまで考えていないことも多いです。なかには質問の意図というよりもフィーリングを確かめようと、世間話から雰囲気をつかもうとする面接官もいます。
例えばざっくりと、『留学どうだった?』とか。ここで無理に志望動機につなげようとしなくて大丈夫です。その前に志望動機聞かれてなかったら不安になりますが。聞かれていないことは言わなくて大丈夫。(#むしろ言わないで)
通過させるかどうかは面接の前半に決まってて、後半はそれらを確かめようとする時間です。奇問・難問はそれへの回答はもちろんですが、リラックスできているか、この状況で冷静でいられるかを確かめています。(#ストレス耐性)
平常心を保てるかを見極めているので、圧迫面接であれば、その中でも、冷静に受け答えできるか、逆に話しやすい雰囲気で口を滑らせようとしてきたら、落ち着いて調子に乗らずに受け答えしてください。
ちなみに奇問の類で言うと私は「面白い話してよ」と言われたときには、
『高校までサッカーしてて、もう少し髪長かったんですけど、床屋に行ってネイマールの写真見せて、これにしてくださいって床屋に言ったら、「ああ、ベッカムね」と言われました。』と言っていました。
くすっと笑ってくれる方、スルーする方、など反応はまちまちでした。
振り返るとされた質問として準備していったので、ここぞ感が伝わっていまいち反応良くなかったです。(#ウケは狙わない)
「面白い話してよ」って言われている時点で話つまらなかったのだと思います。
いずれにせよ、奇問・難問でも人柄と適性を見ているかには変わりありません。
コンサルなどのケース面接ではない限りその場で答えを導きださせるような質問はきません。考え方を見たいのです。それに世間話こそ、話していて自分が疲れないか、社内でなじめるかを見極めるのにもってこいなのかもしれません。
そして、面接官はプロのメンタリストや心理学者ではないので、自分のことをわかってくれると、期待してはだめです。自分を伝えるつもりで回答してください。くれぐれも印象を下げるようなネガティブなことは言わないようにしましょう。面接はどこまでも選考の場です。
面接では採用担当者へ『自分を内定させる理由』だけ与えて終えてください。