進路相談会で毎年必ず参加者の方でいるのが「自信がない」という方です。
そこでなんで自信がないの?と聞いても、すぐに返事がなかったりします。
そういった方は共感力が高く分析が好きだったりするのですが、自分が自信だと感じたことにすら根拠を求めてしまっており、人に話してどう思われるかの方が大きいので自信があることでも話せないのかなと感じています。
コミュニケーションタイプ的にいわゆる、エミリアブルタイプや、アナリティカルタイプと呼ばれる方で、意見を求められることが苦手です。
でも、意見がないわけではないですし、じっくりと聞いて考えていることを整理することで出てくる主張は意外と強かったりします。
そういった方って、いわゆるエクスプレッシブタイプ、積極的に発言したり、結論から話す人優位でデザインされ過ぎている就職活動において、損しがちです。面接って話さないことには伝わらないので。
面接では、自分が他の人と同じアピール方法を目指すのではなく、自分だけのアピール方法を見つけて欲しいです。
さて、今回の記事の本題ですが、今朝とある方のメルマガに自信の種類について言及された記事があり、だれでも自信を持つ方法はこれだ!と思いました。
その方が言うには、自信には種類があり、
① 成功体験から得られる自信
② 自分で決める自信
③ 自分を許すことで得られる自信
があるとしています。
ここからが私独自の解釈に基づく意見なのですが、
自信がない、という方へ、就職活動中に自信を持つためにおすすめしたいのは、
③の、自分を許すという自信のつけ方です。
①は成功体験に基づく自信で、この自信はうまくいかないことが起こったときにすぐになくなります。言うなれば自信ののレッドブルです。②は自分を信じることで得る自信です、自分はできる!と信じてつける自信です。これも、中長期的に自信をつけるにはまだ頼りないです、日々自信を付け直す必要があります。ですが、会社員生活はほとんどの学生が未経験でこれまでとは全く別物です。うまくいかないことの方が多いです。
そんなときに、③のうまくいかない自分を許す。これこそが真の自信につながると思いますし、なにより楽です。コスパ最高です。
自分を許せば、自分を受け入れて、今の自分でいいんだと思えるようになります。
そして、これから頑張ってもっといい自分になろうと思えばいいんです。
心の穴を塞いでから地道に努力を始めるイメージですね。
今の自分に満足してからがスタートです。
このスタンスが成功体験を呼び寄せてくれるのかなとも思います。
①と②の方は本当にすごいです。
ですが、きっと成果を出し続けないと自分に自信が持てないままなんだとも思います。
成果に自分の価値を規定されるなんて、その物差しだけでの評価は考えものです。
今年の夏はオリンピックがありますが、金メダルをとれる人はただ一人です。誰よりも優れていて一番にならないと自信が持てないのならこの世に自信を持ち続けられる人はいません。
オリンピックの理念は「全員が自己ベスト」です。
私たちも全員が自己ベストを目指しましょう!
と、自分で言っておきながら、私は成功による自信を持つことに挑戦し続けます。きつくなったら、自分を許してまたエネルギーを貯めて挑戦し直せばいいだけの話ですから。
私は就活ゼミで、身の回りを挑戦する人でいっぱいにしたいです。
いつも皆さんに勇気をもらっています。
自信が持てないなら持てないで、自信がないままで前に進むことができるように勇気づけることが大切なのかなと思います。