しんしんの就活ブログ

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反応しない練習。「判断」は"後回し"。

 

転職活動を終えて、有休消化をする機会が増えてきました。

読みたかった本が読める時間ができています。

 

今日はかねてから気になっていた「反応しない練習」を読みました。

 

本の読み方は多様化しており、ひとことに本を読むと言っても、flierによる要約、そのほか速読など、丸ごと1冊読む方は減ってきているように思います。

 

ですが、この本はできるだけ飛ばさずに読んだ方が良いです。とくに前半。

 

こちらが私のハイライト一覧です。

・判断の犠牲者

・人は自らの心を整えず、あれこれと判断して、心を失っている。

・過去を引きずる(過去を理由に今を否定する)というのが、それ自体、心の煩悩、邪念、雑念なのです。

智慧にめざめた人は、思い込みから自由になって、自分を責めることをしない。

・心の内側も、外の世界も、よく理解するがよい。ただそれによって自分の価値を測ってはならなぬ。

・仏教では、自信という「判断」は"後回し"です。それよりもやらなければならないことがある、と考えます。

・やるべきこをやって、「自信がある人」以上の成果を上げる。それがブッダの思考法です。

・「自分はできる」と勘違いしている人、根拠のない自信家、については、仏教は”ノータッチ”です。どこかでつまづいて「あれ、勘違いしていたか」と考え始めたときに、お役に立てるかもしれません。

・ある程度成果が出せるという見通しが立つようになる。そのとき感じる手応えが、「本物の自信」です。

・仏教における勝利とは、相手に勝つことではありません。「相手に反応して心を失わない」ことを意味するのです。

・「過去にあんなことをした、こんなことを言われた相手」というのは、こちらの「執着」。本当は、「まったく新しい人として向き合う」ことだって、選べるのです。

・世界は、人間の煩悩をたくみに刺激し、利用することで回っている。

 

私が感じたことは、心のモヤモヤを解決するためには、まずその問題をありのまま受け止めることが大切なんだということです。

 

受け止める前に、良し悪しを決め始めると余計に苦しくなります。

本当に自分にとってマイナスなのか、今考えるべきことなのか、漠然とした不安になってしまう原因は、知らず知らずのうちに自分で勝手に判断を始めてしまっているからでした。

 

次にすべきは、そのモヤモヤの原因になっている自分の煩悩を素直に認め今すべきことに集中することです。そして行動して見通しを立てられるようになることが自信に繋がります。

 

まだしたことがないことへの、不安も素直に感じて、なにをすべきなのかに集中していくことが大切なんです。

 

そうはいっても実社会では未経験のことでも自信を持たないと周囲に不安を与えてしまうことがあるので、どうしたらいいか考えて思いついたたのが「自信の前借り」です。

 

経験値を積んで自信を持てるようになった未来の自分の自信を前借りして、身にまとってしまえばいいのです。

 

未経験なことへの挑戦もそれ自体に慣れていけばきっと見通しが立てられるようになる、未来の自分は自信を持って取り組んでいられるのならその自信を今使っても罰はあたらないはずです。

 

私のハイライトを読んで、興味を持った方はぜひ読んでください。

 

自分の名前に"慈"という漢字が入っていて以前から仏教に興味がありました。実家に仏壇があり祖父の父の代まで拝んだりしていたようです。

 

今回この本はyoutubeで知ったのですが、ビジネス本は各種要約サービス、youtubeなどで忙しい中でも概要を知れるのはありがたい一方、自分で読むに勝るものはありませんね。他の人の目を通して知るよりも著者の言葉が伝わります。

 

Kindle unlimitedで読めます。

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