以前に就活の本を書くことに決めた事を宣言しました。
いざ書き出そうとすると、なかなか書けなかったため、言語化できるようになった部分から書き溜めていこうと思いました。
私が1番話せる事は、働きたくなかったのに今では仕事が好き、という事です。
自分でも驚いています。なんでこんな事が起きたのか言語化しようと思っています。
働く事が怖い、就活が怖い、社会が怖いと思う学生に読んで欲しいです。
アルバイトもまともに続けられなかったのに、本当に仕事ができるのか?と思っていました。
面接で伝えた希望する部署に配属されず、来る日も来る日も希望とは違う仕事をする毎日。。。自分は同世代よりもただでさえ休学と留年で遅れをとっているのに、なんでこんな事をしないといけないんだ。。。と思っていました。
なまじっか向上心があったため、焦りはピークに達していました。本当に部署異動ができて良かったです。もしできていなかったら今のキャリアはありません。
(今思えば未熟な理由ですが)こうした不満爆発寸前の中でも、仕事を続けられたのは、心のモヤモヤをそのままにしておけたからだと思います。現状が理想とかけ離れていて思うようにいかず、それを消化できなくても、消化できないままにしておけたからです。ブルーな気持ちなら、ブルーな気持ちをすぐにどうにかしようとしない。その場で無理やり答えを出そうとしていたら、心が折れていたと思います。
少しだけなぜこんな事ができたかというと、大学時代にたくさん小説を読んでいたおかげで、不快感に耐える「認知の耐性」が備わっていたからだと振り返っています。
もし「認知の耐性」を初めて耳にした方がいたら、鈴木祐さんの『ユア・タイム』の終章の退屈を追い求めるを読んでください。
認知の耐性とは、明確な答えをすぐ求めずに、あいまいさを放置できる能力のことです。
話は仕事にまつわる話に戻りまして、退職代行が社会問題(?)になっている影響もあるのか、働く事についての街頭インタビューを見かける事が増えた気がしますが、本当に嫌々仕事をしている人が多い事が悲しいです。
やりたい仕事を見つけて欲しいなんて綺麗な事を言うつもりはありませんが、伝えたいのは「思ったよりも働くのは楽しかった」ただそれだけです。
ただし、仕事が楽しくなるというのも変化であって、さらに正反対への急激な変化でしたので苦しかったのを覚えています。ポジティブな変化であっても変化である以上、負担がかかるんだなと思いました。成長とは痛みを伴うもので、喜怒哀楽の全てで出来ていて、思えば、楽しいだけで達成できたものは本当の成長はありませんでした。
思い描く将来像は、「受け売りのプロ」です。必要な時に、必要な言葉、必要な考え方を届けられる人になりたいです。肩書のようなもので言うと、就活ジャーナリストというのもありかなと思います。果たしてそんな仕事があるのかという部分もありますが、名乗ったもん勝ちみたいなところもあると思うので。
就活にかかる時間を最小限にして今しかできない事をして欲しい。コスパの良い就活対策をするための情報、そして『学生の努力を無駄にしないための本』を目指します。
そんな私が最近、就活支援をしていて、ふと思う事があります。私は答えの無いものに向かって共に学ぶ仲間が欲しいんじゃないか、と。
これからも少しずつ言語化していくので良かったらお付き合いください。
「認知の耐性」についてはこちらの記事も読んでみてください。
【心理学科コラム】あいまいなことをあいまいのままにしておく大切さ | 人間環境大学
