論理的思考はできるけど、掘るところが間違っていると言われた事があり、その時から考えるべきところを考えるための思考方法を探していました。
そんな中、クリティカル・シンキングという思考技術を見つけ、目次を読んでこの本に決めました。今週はクリティカル・シンキングを学んでいこうと思います。
冒頭を読んで、さらに引き込まれました。
グローバル化とIT化が急速に進み、前例も、成功法もない。
それがいま、私たちが生きる激動の時代です。
そんな時代に求められるのは、もはや「言われたことをきちんと実行する力」「誰かに敷かれたレールの上をひた走る力」ではありません。
「自ら考える力」、「共創する力」、「自己進化する力」です。
本書では、どんな環境でも、どんな国でも、生き抜いていけるビジネススキルを提供します。
「実践型クリティカルシンキング」とは、「目指すものを自ら設定し、 れを戦略的に達成するための思考法」であり、「自ら考える力」の基礎になるスキルです。
自分がほとんど経験のないことにチャレンジする時に思考を深めるための技術がクリティカル・シンキングと述べられていました。
クリティカル・シンキングは思考技術であり、つまりツールという事です。
道具や手段、考え方です。(クリティカル・シンキングをする事は目的ではない)
ロジカルシンキングが物事を構造的に整理するためであるとしたら、自ら目指すものを設定し、その目標を戦略的に達成していくための思考技術がクリティカル・シンキングであると語られていました。
本書では以下のようにクリティカル・シンカーになるための道筋が伝えられています。
これを身に着けられれば、それは武器になるだろうなと思える内容でした。
クリティカル・シンキングが求められる3つの理由
①素早く結論を出すことができる
②経験値のない事柄でも判断できる
③判断の根拠を説明できる
クリティカル・シンキングの3つのステップ
①目指すものを定義する
②何が問題なのかをクリアにする
③打ち手を考える
クリティカル・シンカーが答えられる3つの問い
①目指すものは何か?(いつまでに、どのくらいのレベルで?)
②今と目指す姿のギャップ(=課題は?)
③ギャップを埋めるための具体的なアクションは何か?
意識しないとできないというのが、クリティカルシンキングの特徴だと思います。でも、意識すればできんです。ですから、別に一生懸命新しいことを覚える、ということではない。徹底して意識する、考えるということが、すごく大事なんです。
クリティカル・シンカーになるための2つの力
①目指すものを定義する力
②ズームイン・ズームアウトする力
ズームイン:細かく砕いて、核心に迫る力。本質的には何が問題なのか。根源的にはどこが問題なのか。と掘り込んでいく。
ズームアウト:思考や発想の枠を広げる力。引いて見ること。
「なぜ?」「ほんとうに?」「具体的には?」といった問いかけが有効です。
クリティカル・シンキングのメリットは、限られた時間、限られた情報で、それなりの結果や成果が出せる事です。
これができるかどうかは筋の良い分解ができるかどうかにかかってきます。
筋の良い分解ができると、問題の本質を掴みやすくなります。
正解はありませんが、筋の良し悪しはあるというイメージです。
筋の良い分解の条件
①MECE
②意味のある切り口の分解であること
(MECEはすごく厳密に考えれば多少の例外はあるかもしれないが、直感的に違和感を感じる事なく、ほぼカバーされているレベルでOK)
読書を武器にして、仕事に活かします。
もっと深くまで知りたいという方は本書を読んでみてください!
これからも仕事と人生のためになる情報を発信していくので、読者登録とスターお願いします!みなさんのスターが継続の励みです!
~快適な読書ライフのために~ Kindle unlimitedでなら1ヶ月から読書生活を始められます。スマホで好きな本を何冊も持ち歩けて飽きたら別の本を読めます。まだ使った事がないという方がいたらもったいないので一度試してください!