信頼される話し方
今、残業を減らす取り組みをしています。
詳しくはこちらを読んでください。
1日およそ30分早く帰るにはどうしたら良いか。
業務上の無駄をどうしたら省けるか、何をすれば生産性を上げられるのかを考えざるを得なくなりました。
仕事の根本を成しているコミュニケーションをアップデートしようと思っていて、
もっと信頼される話し方を学びたいと思いこの本を見つけました。
もっと信頼される話し方をしたいと思っている方がいたら読んで欲しいです。
仕事で役に立つこと間違いなしです。
本の概要
一言で言うと「ズレの無い会話をするための即効性のある方法をわかりやすく紹介してくれる本」です。
冒頭安心したのが、これを読む人は、なんらか自分のコミュニケーションに課題を持っている方ばかりだと思います。そういった人に対して、
会話のズレの原因は、ぼんやりと話す人のせい、と言ってくれたことです。
話し手が、前提を省略したり、あいまいな表現を使うせいで聞き手の返事がズレてしまいます。ですが、相手に期待してはだめです。メタ認知力があり日常生活で伝え方を鍛えている人は、ほとんどいません。
ズレの無い会話のための解決策
確認、話し方、質問をする、この3つが紹介されています。
言われてみれば当たり前なのですが、この本のすごいところは、
それぞれ目的意識を持ってできるようにガイドされている点にあります。
例えば、確認の目的は、
聞き手である自分が、話の焦点を絞り何に対してどう返事をすればいいかわかるようにするためです。これによって的はずれな返事をすることがなくなります。
確認も、目的意識を持ってしていきましょう。
相手から確認される前に、こちらから確認するのが礼儀。
確認の目的と質(にあたるもの)の整理
目的:的はずれな返事をしないため
質:タイミングよく確認する。
確認をしているのにズレる人には、
聞き漏らしと思い込みがあります、これは自分の問題なので他人のせいにしてはいけません。
自分が何に対してどう返事をすればいいのかを知るためにこれらを意識して実践していきましょう。
学んだところ
会話が噛み合うと信頼を得られる。
この力はすごいものがあると著者は言います。
紹介されているナレッジをいくつかピックアップさせてもらうので参考にしてみてください。
①おおげさなくらい聞いてますよアピールをする
・膝を相手に向けて座る
・椅子には浅く座る
→聞く姿勢を取ることで相手が具体的に話してくれるようになる。
②一言一句聞き漏らさないようしっかりと聞く。
→まずこれをしてから。ここは集中しかないんですね。
印象的な単語を耳にすると、意識がそっとに飛んでしまい聞き漏らしが多くなることが早とちりの原因です。最後まで話しを聞かずに考えを巡らせてしまう人は要注意。
③どうしたら悪くならないかを考える。
気をつけるべきことは悪くしないこと。良くしようとして余計なことをしないで済みます。
④ピントを合わせるという考え方
相手がぼんやり話す人なら、聞き手はピントを合わせる必要がある。
会話がピンボケしていると後で責められるのは聞き手、
よく仕事で目線が合わないという表現をしますが、目線が合う前にピンぼけしていると、合うもへったくれもありません。
本の中で補足されていたのですが、
合わせようとする人もいますが、多くの人が遠慮しがちで合う前に自分から会話を終わらせてしまっています。
何度も確認をすると、迷惑なんじゃないかと思いがちですが、そんなことはなく、
丁寧な仕事をしようという気持ちの表れと思われます。(と言い切っていた。役職が上がるとこの傾向があるそう)
遠慮しそうになったときにこう思いましょう。
確認は一度で終わることは少ない。
ピントは一度で合うとは限らない。
前もってこう思っておけば、自信持ってピント合わせにいけますね。
⑤相手とスタンスを合わせる
著者が会話を成立させるうえで最も重視しているのがスタンスとのこと。
例えば、営業であればよくあるスタンスの違いにはこんなものがあります。
クライアント→情報収集
営業→売るつもり
このスタンスの違いを無視して会話をするとズレまくります。
営業が絶対にしてはいけないことのうちの一つですね。
お互い、そんなはずじゃなかった、、、を防げることになる。
スタンスが合う会話をすると、信頼を得られます。最近の実体験がありまして、
日常生活にもスタンスの違いによるズレはたくさんあります。
他愛もない会話をするつもりでいたのに、相手が真剣に問題を解決しようとしてくれたり、マジメに相談するつもりだったのに、ジョークだと受け止められてしまったり。
仕事ではスタンスが合わないことで会話がずれ、知らぬ間に信頼を失ってしまうことがあります。相手がどういうつもりで会話をしようとしているのか察知するのを忘れずにいきましょう。
⑥メモした内容の後追いメールを送る
これはレベル高いと思うのですが、確認してメモしたことを後追いでメールすると、完璧です。ここまですると、私の話を重要だと思ってくれていると、相手の自尊心を高める効果もあります。メモ取っていいですか??は殺し文句です。
⑦雑談のつもりで入り、確認をする。
タイミングを逃したあとの相談
⑧思いつきで話さない
ただその場を混乱させただけ、の人にならないように気をつけましょう。
⑨ズレる人を見極める。
・自分なりの解釈で話す人
・言ったこと覚えてない
・言うこと変わってることに無自覚
・早とちり
※苦手だなと思う人の共通点でした。これを読んで学んだことでこういった相手でさえも自分の問題に置き換え解決していくことができます。
⑩最後までしっかり話しきらない話し方を止める
・遠慮しすぎると言うべきことは伝わらない
・何が言いたいのかをハッキリさせること。
質問の3つの機能
質問の持つ3つの機能が紹介されていました。
これが目からウロコでした。こんなにシンプルに整理できたとは。
①知らないことを知る
②相手に考えてもらう
③相手の頭を整理する
それぞれ解説していきます。
①知らないことを知る
一言で言うと、情報収集です。大きく2つに分かれます。
基本知識:変わらないもの
最新情報:刻々と変わるもの
営業では基本知識は初回アポで抑えて、次回以降のコンタクト時には変化する最新情報を入手し続けることを意識しましょう。
②相手に考えてもらう質問
5W2Hの疑問詞を使う質問がこれです。
③相手の頭を整理する
・要るものと要らないものを分ける
・順番通りに並べる
→この2つを意識して質問を繰り返すこと、と書いてありましたがここはレベル高くてわからなかったです。
ただ、最後は提案する質問になるのはわかりました。
問題を解決するために相手に働きかける形になります。
ズレのない会話という観点からだと、
~すべきですか?
確認しませんか?
→ここがよくわからなかったけど、もっと知りたい。
相手が話したいモードに入るスイッチ
そもそも相手が話したい気持ちにさせないといけないので、
話を盛り上げたかったら、人とは違うこだわりを探して、それとなく聞いてみることです。
本物の聞き上手はただ聞くだけではなく、質問しながらリードする
これが刺さりました。
相手の心の動きを想像しながら話を聞くと、聞き上手に近づけるそうです。
鍛錬あるのみ。
本を読んで、会話が面白くなった
自分自身、試行錯誤が好きなのですが、会話をもっとと思うと
人から信頼を得るのをゲームみたいに楽しんでいこうと思います。
信頼されたり、頼られたりするのってシンプルに嬉しいですよね。
どうしたらズレなくなるか、
相手が喜ぶかを考えて話すことで
相手の反応が変わったりすると、面白いです。
ここ最近、コミュニケーションに課題を置いてきました。
強みの邪魔する弱みは克服しようと思います。
誰しも弱みに対して、ネガティブなイメージを持っています。
弱点を補えればあとは強みを伸ばすところに集中できます。
自分もぼんやり話さないことを意識しようと思いました。
相手に期待していることを止めようと思いました。
問題には必ず原因があり、会話の問題も同様です。
構造でできているこの原則から外れることはありません。
ですが問題を特定する以前にコミュニケーションでズレを起こしていると、
間違った対応をしてしまいます。
また読んだことを実践していけば、会話も楽しくなりますし負荷を減らすことができれば頭を疲れさせずに済みます。
他にも、関係ができていると相手がその質問を真摯に受け止めてくれる
質問に答えてくれない時は、関係性を作り直すところから入ろうと思います。
次は、関係性を作るにはどうしたら良いのか、実践するにはどうしたら良いのかを調べて学びたくなりました。