質問にはその人の深層心理が表れると思います。
何気ないやりとりにこそ、人間の仕組みを知る手がかりが含まれているのではと思っています。
例えば、日常のなにげない会話。そう、飲み物が何がいいか聞くときにも。
いくつも飲み物の種類があるにもかかわらず『コーヒー飲みますか?』って聞かれたことある人いませんか?
偏屈なので、『コーヒー飲む?』って質問にも『なんでそんな聞き方したの?』と思ってしまいます。
会社の応接室にある自販機でよく交わされる会話なのですが、質問をした人の頭の中がどういう状況なのか仮説をたててみました。
① 何か飲み物を差し上げよう
② お水とお茶どっちがいいかな
③ コーヒーは好きかな
『コーヒー飲みますか?』(お水とお茶もありますけど)になっているのでは。
これなんか違和感で、違和感でしょうがない。
他に考えられるのは自分がコーヒー飲みたいからとか、コーヒー飲みたそうな人だったからとか。
これはなんにでも言えて、人は、自分が欲しい回答を得るために質問をするというがその通りかもしれない。この人にコーヒー飲んでほしいと思う潜在意識がそういう質問をさせているのではないかと思う。
その次には、砂糖とミルクを入れたい自分がいて、『砂糖とミルク入れますか?』という質問になるし、おかわりを飲んで欲しい自分がいて、『おかわりはいりますか』になる気がする。
あー不思議だったことがひとつ解けた気がする。そうあって欲しい未来を思って質問する。面白いなあ。潜在意識に注目した方が、相手のことがわかるかも。観察眼は日々磨かないと。